個人ブログはいくらで売れる?相場・売却手順・注意点を専門家が徹底解説

個人ブログ売却ガイド

「今のブログ、売れるのかな?」

「収益はそこまで大きくないけど、価値はあるんだろうか」

「そもそも、個人が運営するブログって本当に買ってもらえるの?」

個人でブログを続けていると、ふとこんな悩みが出てくることがあります。更新にかけてきた時間や積み上げてきた記事を考えると、簡単に閉じるのはもったいない。でも、誰かが価値を感じてくれるなら手放して次の挑戦につなげたい…。そんな悩みを感じる方は少なくありません。

実は、サイト売買サービスを調べると、個人ブログの売却市場はここ数年で急速に拡大しています。買い手はゼロからブログを育てるより、すでに基盤のあるブログを購入する方が効率的で、安定した収益が見込めるためです。収益が大きくなくても、テーマの一貫性や記事の質が評価され、高値がつくケースも珍しくありません。

ただ、初めてブログ売却を考える人にとって、相場・手順・注意点が見えづらく、不安の方が先に立つのも自然です。

本記事では、実際にブログを3回売却をした経験から、売れるブログの特徴、個人でも安心してブログを売却できる簡単な手順を紹介します。

目次

なぜ個人ブログが売却できるの?

個人ブログが売れる理由3選
  • ゼロから育てるより時間やコストを節約できるから
  • 既存事業との相性が良い場合、買うだけで即集客が可能になるから
  • 個人ならではの体験談、リアルな文章が企業メディアには出せない価値になっているから

「個人ブログなんて、誰が買うのだろう?」 そう感じる人は少なくありません。しかし、近年の売買市場を見ていると、個人が運営する中小規模のブログの需要はむしろ上昇しています。以前は大規模メディアや企業サイトが中心でしたが、今は小さくても育っているブログが数十万円〜百万円以上で取引されるケースが増えています。

その背景にあるのは、買い手側の事情です。新しくブログやメディアをゼロから立ち上げると、最低でも半年〜1年の育成期間が必要で、記事作成・内部リンク・ドメイン評価・SEO対策など多くの時間とコストがかかります。一方、既に育っている個人ブログを買い取れば、「時間の節約」「即時の集客力」「収益の即効性」を同時に手に入れることができます。これは買い手側にとって魅力的なのです。

特に多いのが、既存事業との掛け合わせを目的とした買収です。例えば、転職サービスを運営する会社が「転職ブログ」を買い取れば、広告費を使わずに自社サービスへ送客できます。美容系メーカーが「スキンケアレビューサイト」を買えば、既存商品への導線を強化できます。このように、ブログには事業の入口としての価値があるため、企業は個人ブログを積極的に探しています。

さらに、個人ブログが評価される理由は「運営者の温度感」が残っているからです。企業メディアでは書けないリアルな体験談や、生活者視点のレビューは、読者から高い信頼を得やすい傾向があります。AI記事が溢れ、均一化が進む中で、人が書いた文脈や経験そのものが差別化になっているのです。

もちろん、どんなブログでも売れるわけではありません。価値が生まれるブログには明確な特徴があります。この後の章では、売れるブログと売れないブログの違いを整理し、自分のブログがどちらに当てはまるのかを判断できるように解説していきます。

サイト売買市場の拡大

個人ブログの売却が一般化してきた背景には、市場そのものの拡大があります。国内最大級のサイト売買プラットフォームであるラッコM&Aの公式データによると、同サービスの成約数と成約金額は年々大きく伸びています。2020年には成約数80件、約3,400万円だったものが、2023年には成約数1,470件・約10億8,000万円へと拡大しており、わずか3年で成約数は18倍、成約金額は約32倍という急成長を記録しました。

【ラッコM&A】2024年実績:登録数、掲載数、成約数、成約金額が過去最高

引用元:PR TIMES

売れるブログ、売れないブログの違いは?

高く売れるブログの特徴
  • テーマに一貫性があるブログは評価されやすい
  • 著作権リスクがなく安心して引き継げるブログであること
  • 更新が属人化していない再現性のあるブログであること

テーマに一貫性があるブログは評価されやすい

ブログ売却を検討する多くの人が「収益が少ない=売れない」と考えがちですが、買い手が最初に確認するのは収益額ではありません。むしろ重視されるのは、ブログ全体のテーマが明確で読者層が安定しているかという点です。

テーマが散らかっている雑記ブログは読者像がぼやけ、買い手にとって将来的な収益予測が立てづらいため評価が下がりがちです。一方、特化型ブログや記事の大半が同じ領域にまとまっているブログは「事業として扱いやすい資産」として評価が上がります。

著作権リスクがなく安心して引き継げるブログであること

売却の現場で最も嫌われるのが著作権リスクです。画像の出典が曖昧だったり、引用が多すぎたり、AI画像の利用方法が不明確だったりするブログは、買い手から敬遠されます。

過去に筆者が関わった案件でも、記事品質は非常に高いのに画像ライセンスの不備があったため買い手が不安になり、最終的に取引が見送られたケースがありました。これは珍しい話ではなく、「法務リスクのないブログ」であることは売却成功の必須条件です。

更新が属人化していない、再現性のあるブログであること

買い手が最も慎重になるポイントが属人性の強さです。「この筆者じゃないと書けない」ブログは、買い手にとって引き継ぎが難しい資産になります。逆に、客観的な情報整理が中心で、外注化しやすい構造を持つブログは評価が高くなりやすいです。

筆者自身、過去に売却したブログで痛感したのは、買い手はブログの中身より仕組みを見ているということです。特に、テーマの一貫性、著作権のクリアさ、誰でも更新しやすい構造、この3つが揃うと、収益額が小さくても驚くほどスムーズに売却が進みます。

売却が難しいブログはこんなブログ
  • テーマに一貫性がなく、読者層がバラバラ
  • 著作権リスクがある
  • 属人性が高く、その人でしか運営できない

収益やPVだけで判断される時代ではありません。むしろ「安心して引き継げる仕組みかどうか」が価値を大きく左右します。次の章では、ブログの売却相場はどのくらいなのか、相場の考え方を解説していきます。

個人ブログの売却相場

ここだけ見れば分かる!売却相場まとめ
  • 基本相場は、月利益 × 12〜24ヶ月
  • 収益が小さくても、構造が強ければ高く売れる
  • アドセンスより特化型アフィリエイトの方が評価されやすい
  • 著作権リスク・属人性・テーマのバラつきは相場を下げる
  • 買い手は将来も安定して稼げるかを最重視する

ブログ売却相場の基準は「月間利益 × 12〜24ヶ月」

実はブログ売買市場では、比較的明確な価格基準が存在します。それが月間利益 × 12〜24ヶ月という評価式です。例えば以下のようなイメージです。

  • 月1万円の利益 → 12〜24万円
  • 月3万円の利益 → 36〜72万円
  • 月5万円の利益 → 60〜120万円

あくまで目安ですが、市場実例を見てもこのレンジから大きく外れるケースは多くありません。筆者自身の売却経験でも、市場相場とほぼ一致していました。

なお、上記は小規模ブログの場合であり、月数十万円以上の利益が出ている場合は、月間利益の24倍以上で売れることも珍しくありません。

収益が小さくても高く売れる理由

「収益が少ない=低価格」というわけではありません。思った以上に高値がつくブログには、収益以外の構造的な価値が備わっています。 例えば、以下のポイントです。

  • 検索順位が安定している(Googleアップデート耐性がある)
  • 運営工数が少なく、手離れが良い
  • 記事のテーマが明確で読者が固定されている
  • 外注化しやすい記事構造になっている

買い手が求めているのは、単なる今の収益ではなく、「今後も安定して収益を生み続ける再現性」です。この再現性が高いブログは、たとえ月数千円の利益でも数十万円で売れることがあります。

アドセンス型より特化型アフィリエイトブログが高く売れる理由

ブログの収益モデルによっても評価は大きく変わります。もっとも高く売れやすいのはテーマ特化のアフィリエイトブログです。理由は以下のとおり、シンプルです。

  • 買い手の事業と連携しやすい
  • ASP経由で収益が安定しやすい
  • 記事構造が再現しやすく更新が外注化しやすい

反対に、アドセンス中心のブログはクリック単価・アクセスのバラつきが大きく、「収益の再現性が低い」と判断されるため相場が下がりがちです。ただし、テーマ特化でアクセスが安定しているアドセンスブログなら十分売れます。

買い手が相場より高く評価する 3つの隠れポイント

実際に売却案件を見ていると、数字に現れない「隠れた価値」を買い手が評価し、相場より高く売れることがあります。特に以下の3点です。

  • 既存事業への即時流入が期待できるテーマか
  • 記事の質が高く、著作権リスクがゼロに近いか
  • 運営者の癖が少なく、誰でも更新できる構造か

これらは一見すると単純ですが、買い手からすると「安心して買える理由」になります。逆に、テーマが散らかっていたり、記事の権利関係が不明確だったりすると、どれだけ数字が良くても成約率が下がります。

ブログの価値は、数字だけでは測れません。安定性、再現性、リスクの低さの3軸で評価されるのが実態です。

個人ブログ売却の具体的な流れ(初心者でも迷わない手順)

ここでは、複数のブログ売却経験がある筆者が実際に行った流れを紹介します。

STEP
全体の流れをざっくり把握しておく

個人ブログの売却は、大きく分けると「準備 → 査定 → 出品 → 交渉 → 成約 → 引き継ぎ」という流れで進みます。初めてだと構えてしまいがちですが、実務としてやることはそこまで複雑ではありません。

ただし、各ステップで押さえるべきポイントを間違えると、値下げ交渉がきつくなったり、成約前に破談になったりします。まずは全体像を掴んだ上で、一つずつ丁寧に進めることが大切です。

STEP
無料査定で相場観を掴む

全体像を掴んだら、最初にやるべきは無料査定です。いきなり出品するのではなく、第三者の目線で「現状のブログがどれくらいの価格帯になりそうか」を把握します。ここで相場から大きく外れた期待値を持ってしまうと、後の交渉でストレスが溜まりやすくなります。

ラッコM&Aのようなサイト売買プラットフォームを利用すると、売却想定価格の目安が分かります。

STEP
出品用ページを作る

相場観が掴めたら、実際にサイト売買プラットフォームへ出品します。このとき、タイトルと説明文は記事タイトルを書く感覚でかなり丁寧に作るべきです。雑な説明だと、どれだけ良いブログでも候補から外されてしまいます。

説明文で書くべき内容の例は以下の通りです。

  • ブログのテーマとメイン読者層
  • 直近の月間PV・収益
  • 収益の内訳(広告・アフィリエイトなど)
  • 運営歴と記事数
  • 更新頻度や運営にかかる工数
  • 買い手が引き継ぎ後に伸ばせそうなポイント

「売れればいいや」という姿勢で適当に書くと、本来の価値より低く見積もられます。逆に、冷静に数字と構造をセットで伝えることで、真剣な買い手ほど興味を持ってくれます。

STEP
質問対応・交渉フェーズで信頼を積む

出品後は、興味を持った買い手から質問が入ります。ここでの対応がそのまま「この人から買って大丈夫かどうか」の判断材料になります。質問に対して端的かつ正直に答え、わからないことは無理にごまかさず「確認してから回答します」と伝えた方が結果的に信頼されます。

価格交渉が入ることもよくありますが、最初から強気に押し通すより、「価格を下げる代わりにいつまでに購入提案をする」といった交換条件を提示してみましょう。

STEP
成約後の引き継ぎ(サイト移行・アカウント共有など)

条件がまとまり成約すると、いよいよ引き継ぎ作業に入ります。ここでは主に以下の作業が発生します。

  • WordPressデータのエクスポート/インポート
  • ドメインの移管(レジストラ間での移転手続き)
  • サーバー契約の整理(移行 or そのまま引き継ぎ)
  • 必要に応じて広告の差し替え方法の共有

実務面では、サイト売買プラットフォーム側が大枠の流れを案内してくれることが多いので、「一人で全部考えないといけない」という状況にはなりにくいです。ただし、引き継ぎの過程で「言った・言わない」の齟齬が生じないように、事前に決めた範囲(何をどこまで渡すか)を文面で残しておくことをおすすめします。

売却で失敗しないための注意点

ここでは、初心者が最初に誤解しやすい点、取引の現場で本当に問題になるリスク、避ければ価格や成約率が上がる重要ポイントを紹介します。

売却活動で損をしないために知っておこう!
  • 一時的なPVは価値にならない(安定性が最重要)
  • 著作権リスクは破談の最大原因になる
  • 人格依存の強いブログは更新再現性が低く評価される
  • 売却直前の大幅な改善は逆効果になることがある
  • 伸びしろの説明ができると成約率が跳ね上がる

短期的に跳ねたPVは価値として評価されづらい

ブログを売却する際に誤解されがちなのが、「PVが大きい=高く売れる」という思い込みです。実際には、買い手が見ているのはPVの総量ではなく、安定性です。一時的なバズやSNS流入で急増したアクセスは、翌月にはゼロに戻る可能性が高く、事業としての価値がありません。

買い手が評価しやすいのは以下のようなブログです。

  • 検索順位が半年以上安定している
  • 記事群としてテーマが成立している
  • アクセス源が検索中心で再現性がある

記事の権利関係が整理されていないと破談になりやすい

売却交渉が進んでから最も頻繁に起こるトラブルが、記事の権利関係の不備です。特に以下のケースは破談リスクが高くなります。

  • 商用利用不可の画像を使っていた
  • 引用が多く、出典リンクが不適切

過度に筆者の人格に依存しているブログは価値が下がる

ブログ売却で意外に見落とされるのが人格依存性です。筆者のストーリーや体験談がブログの中心になっている場合、買い手は引き継いで更新できるイメージを持てず、価値が下がる可能性があります。

例えば、以下のようなケースです。

  • 筆者の専門性が記事の中心になっている
  • 具体的な個人経験に依存した記事が多い
  • 筆者の写真や生活がブログの軸になっている

もちろん一次体験は価値ですが、それが更新不可の仕組みになっていると買い手にとってはリスクになります。 体験記事がある場合は、「このコンテンツは残してよいか」「買い手でも更新できる設計か」を事前に整理しておく必要があります。

売却前に改善してしまうと価値が下がるケースがある

意外に知られていませんが、売却前にむやみに記事を修正したり改修すると、評価が下がることがあります。理由は以下のとおりです。

  • 検索順位が変動し、買い手がリスクを感じる
  • 収益の安定性が判断しづらくなる
  • 「売るために調整したのでは?」と見られる

改善するなら、売却に影響しない範囲(誤字・明確な権利問題の除去)に留めるのがベストです。

買い手の用途を想定して伸ばし方を説明できるかが成約率を上げる

買い手は「今の価値」よりも「将来の価値」に投資します。そのため、以下のような伸びしろの説明をしておくと成約率が一気に上がります。

  • 未対応キーワードで追加できる記事案
  • 改善すべき内部リンク構造
  • 記事の更新方針(外注でも再現できる形)

これは売却経験がある側の視点ですが、買い手はブログを「買って終わり」にしません。 買ったあとにどれだけ育つかを最も重視するため、ここを丁寧に説明するだけで評価が大きく変わります。

ブログ売却事例

月数万円規模でも意外な高値がついた理由

筆者が初めてブログを売却したとき、収益は月2〜3万円ほどでした。正直「売れても数十万円かな」と思っていましたが、結果的に60〜80万円の間で複数の買い手からオファーが入り、想定より高値で売却できました。

そのとき買い手から共通して言われた評価ポイントがこちらです。

  • 検索順位が半年以上安定している
  • 記事の構成が整っていて外注化しやすい
  • テーマが明確でアクセスの質が良い
  • 著作権リスクがなく、引き継ぎ後の不安が少ない

最も評価されたポイントは、特定のテーマの読者が多いことでした。

個人ブログ売却におすすめのサービス

サイト売買サービスは数多くありますが、個人ブログの売却に最適なのは以下です。

ラッコM&A

』は、ブログ売却を考えたらまず登録するサイトです。ラッコM&Aは国内最大級の案件数を扱っているため、同ジャンルのブログを比較しながら相場を把握できます。

特に初心者でも使いやすいUIと明確な出品フォーマットがあるため、簡単に個人ブログを出品するところまで行うことができます。

筆者が初めて売却したときに感じたのは、「売却ページ(出品ページ)をどう書けばいいかわからない」という壁でした。ラッコM&Aは入力項目が体系的に整理されており、フォーマットに沿って埋めるだけで、買い手に必要な情報を過不足なく伝えられます。

売却に慣れていない人でも「必要情報が抜け落ちる」ことが起きにくく、結果として問い合わせ獲得率が上がる設計になっています。まさに、初心者が最初に使うべきサイト売買プラットフォームです。

\ 売却手数料無料 /

まとめ:個人ブログ売却は難しくない

ブログ売却は、特別なノウハウや膨大なPVが必要なものではありません。 筆者自身、初めは月数万円規模のブログの売却となりましたが、 売れるブログに共通するのは、派手な数字ではなく、テーマの一貫性・安定性・リスクの少なさ・再現性の高さでした。

売却相場としては、「月間利益 × 12〜24ヶ月」です。

売却の成否を分ける最大のポイントは、準備段階の丁寧さです。 数字の透明性を整え、著作権リスクを排除し、属人性を減らし、買い手にとっての“伸びしろ”を示せるようにしておく。 このあたりを押さえておけば、売却経験がない人でも安心して進められます。

もし「売れるかわからない」という不安があるなら、まずは相場観を知ることが最初の一歩です。そのためには、ラッコM&Aの案件一覧を眺めるのが最も早く、かつリスクもありません。あなたのブログと似た案件を比較するだけで、売れるブログの条件が自然と見えてきます。

ブログの価値は、自分では過小評価しがちです。しかし、第三者から見れば“育った資産になっていることは珍しくありません。迷っているなら、ぜひ個人ブログの売却に挑戦してみてください。

個人ブログ売却でよくある質問

収益がない個人ブログでも売却できますか?

収益が出ていないブログも売却可能です。ただし、amebaブログなどの無料ブログではなく、有料のドメインで運営しているブログのみが売却可能です。

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この記事を書いた人

複数の事業売却経験あり
経営コンサルティングファームにて、事業戦略の策定およびシステム導入支援に従事
Webメディア運営歴:10年以上

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